会話の手抜きはしないほうが賢明と
会話で手抜きをする、ということはどういうことなのでしょうか。会話で手抜きをするというのは、言わなくてはならない言葉を省略してしまって、「たぶん、言わなくてもこのくらいのこと、わかるだろう」とタカをくくってしまうことです。 「いつものことだから」とか、「いつも一緒に仕事をしている人だから」などという理由のほか、自分が「いつも同じことをいうのは、面倒だ」「今日はしんどいから、言わなくてもいいか」という、自分の都合で、勝手に手抜きをしてしまうということもありえます。 しかし、振り返って考えてみて下さい。血のつながった家族でも、愛し合って一緒になった夫婦でも、言葉の行き違い、言葉の手抜きによって、しなくてもいいケンカをしてしまうことがありませんか?それこそ、かって知ったる仲ですから、売り言葉に買い言葉、ケンカの収拾がつかなくってしまって、家の中がだんまり状態で暗い・・ということも起こりえます。 こうならないためには、「会話の手抜きをするとどうなるか」を知っておくのも一つの手です。手抜きをしがちな人が「話者」のほうに回ると、他人はどんな印象を持つのでしょうか。たとえば、こんな感じです。「独りよがりな人だ」「一方的で取り付く島もない」「言葉遣いの乱暴な人だ」「語彙力が少ないのではないか」「本当に肩書き通りの人物なのだろうか」という疑問疑念が出てきます。また、聞き手に回ったときには、「誤解の多い人だな」「早とちりが過ぎる」「こちらの言い分を決め付けないで欲しい」「勘違いばかり」という印象を相手に抱かせてしまいます。どちらにしても、損なことばかりですね。会話の手抜きはしないほうが賢明といえそうです。